モータースポーツ

F1にチームとして参戦するにはいくら必要なの?

スポンサーリンク

今回はF1ドライバーが所属するチームについてスポットをあてたいと思います。

いくらF1ドライバーとしての才能があってもチームに所属しなければ、F1マシンに乗れませんのでレースに参加もできません。

様々なF1チームが参加していますが、F1世界選手権に1年間参加するには、いったいいくらのお金が掛かるのでしょうか。

 

ちなみに、F1ドライバーの年俸については過去の記事で紹介しています。

F1ドライバーはどれくらい稼ぐか知ってますか?プロスポーツの世界は完全実力社会。 若くても才能、実力があれば大金を稼ぐことも可能です。 F1の世界もそれは同じ。強...

F1、F2、F3、全部観られるのはDAZNだけ!
1ヶ月お試しで0円!

ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
1年間参加するための費用……エグそうですね……
スポンサーリンク

F1チームについて

メルセデスAMG ペトロナス モータスポーツ
スーデリア フェラーリ ミッション ウィノウ
アストンマーティン レッドブル レーシング
ルノーF1チーム
リッチエナジー ハース F1チーム
マクラーレン F1チーム
スポーツペサ レーシングポイント F1チーム
アルファロメオ レーシング
レッドブル トロ ロッソ ホンダ
ロキット ウィリアムズ レーシング

2019年のF1に参戦しているチームは上の10チームです。

この10チームですがチームの成り立ち方によって大きく2つに分けられます。

またチームと記述していますが、正式には『コンストラクター』と呼ばれます。

F1に詳しくなければ耳慣れないのでチームでこの先も続けますね。

 

F1のチームは運営母体の違いによって大きく二つに分類できます。

ワークスとプライベーターとに分かれます。

近年はこの分類の区別が曖昧になってきていますが、この中では分かりやすさを重視して記述しています。

ワークスチーム

自動車メーカーが全面的にバックアップする専属チームのようなものです。

2019年のチームでは3チームがワークスチームと呼ばれます。

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ(ダイムラー ドイツ)
スクーデリア・フェラーリ(フェラーリー イタリア)
ルノーF1(ルノー フランス)

括弧は左が自動車メーカーで右が国籍です。

その圧倒的な資金力でタイヤ以外のすべてのパーツを自前で開発します。

また自動車メーカーなのでF1マシンで培った新技術が一般車へフィードバックされることがあります。

その為に新たな技術の開発と実験という側面もあります。

フェラリーは全チームの中でも最古参でF1創設時から参戦している唯一のチームです。

プライベーターチーム

自動車メーカー以外の企業がスポンサーとなりレース活動を行っているチーム

残りの7チームがそれにあたります。

チームとしてはエンジン以外の部分の開発を行い、エンジンはエンジンメーカーと提携してF1マシンが出来上がります。

例:マクラーレンF1チーム マシン(シャーシ)マクラーレン製:MCL34 エンジン ルノー製:ルノー E-Tech 19

 

アルファロメオ レーシングは自動車メーカーの『アルファロメオ』の名前がついていますがネーミングライツ(企業がお金を出して命名権を買収すること)によってメーカー名が入っています。

ワークスチームと違い自動車メーカー直属ではありませんので資金力ではワークスに劣ると見られています。

 

ですがマクラーレンは長年F1に参戦している実績と知名度から資金力はワークスに引けを取らないと言われています。

 

レッドブルは第2チームとなるトロ・ロッソのスポンサーも兼ねているのでプライベーターではありながら、資金力は相当豊富だと言われています。

自動車メーカー以外の巨大資本を持つチームとなっており、F1界の新興勢力ともいわれています。

参戦は2005年からです。

 

ウィリアムズはマクラーレンと並ぶ老舗プライベーターで過去にはチャンピオン獲得経験もある強豪名門チームでしたが、近年は資金難による低迷が続いています。

年間予算

2019年の予算資料をいろいろ探しましたが発表はされていませんでした。

また基本非公開なのでチーム等からの正式な資料はありません。

専門誌や経済紙などが推定額で発表した資料がいくつか存在します。

 

今回は2018年のチーム年間推定予算がありましたのでそれを元に紹介します。

予算の構成も記事の分かりやすさを重視した分類の分け方をしています。

メルセデス 約589億6600万円
フェラーリ 約563億4600万円
レッドブル 約458億6300万円
マクラーレン 約327億5900万円
ルノー 約262億1000万円
ウィリアムズ 約176億9000万円
ザウバー 約176億9000万円
トロロッソ 約163億8000万円
ハース 約144億1400万円
フォース・インディア 約144億1400万円

マクラーレン、2018年のF1予算は昨年比262億円の減額」から引用

F1チームの年間の予算は3つの要素から成り立っています。

スポンサー料とパートナー料と分配金となっています。

 

スポンサー料はそのまま各チームの協賛企業からのスポンサー料です。

 

パートナー料はチームにエンジン供給やスポンサー以外の協力企業からの資金と言われています。

 

分配料というのはF1運営団体のFIA等から各チームに分配されるお金で、前年のレース開催の売上、TV放映料、チームの成績、参戦年数等から算出されるボーナス分を合算した金額だそうです。

 

長期間参戦していて強いチームには分配金が多くなる仕組みです。一部例外等もあるようですが。

やはりワークスチームと呼ばれるチームやスポンサー企業の資本力があるチームは予算額も飛びぬけています。

最多額チームと最少額チームでは4倍程もあり、F1の場合は資金力=戦力とも言えるかもしれません。

予算に占める割合が最も多いのがどのチームも人件費となるようです。

この様に資金力=戦力がここ近年のF1ではより明確になってしまい、下位チームが、上位チームを脅かすジャイアントキリングの要素がほとんど起こらない状態が続いています。

0からチームを作って参加する場合いくら必要なのか

ここまでは既に参戦しているチームが年間に掛かるお金の話をしてきました。

次は0からチームを作ってF1に参戦するにはいくら必要なのかについてお話したいと思います。

しかし、F1に関する契約・金額関係は何回も出てきますが基本非公開なので2019年から参戦した新チームがいくらの費用を出したかは分かりません。

少し年代が古くなりますが、2006年に日本初純国産のF1チームとして参戦した鈴木亜久里氏のスーパーアグリF1チームの話をしたいと思います。

13年前になりますが、費用のスケール自体は現在と変わっていないかと思います。

まずはF1に参戦する為の供託金(参加料のようなもの)が約55億円

チームの1年間の運営費用が約120億円

エンジン1基の開発費用は約1億円

そのエンジンは当時のルールにより3レース程度で交換が必要だったそうです。

エンジン開発料だけでも年間18レースで計算して1台のマシンにエンジンは6台必要です。

チームにはマシンが2台ありますので、倍の12台のエンジンが1年間で必要となり費用は約12億円となります。

さらにレースは世界各地を転戦しますので、転戦の為の旅費が年間約20億円だったそうです。

 

全て含んで「1週間で約2億円ずつがなくなる」のだそうです。

ちょっと凄すぎて想像すらつかない状態ですね。

 

その為、鈴木亜久里氏はF1参戦中は常に資金調達に奔走していたそうです。

ですが、残念ながら2008年途中で資金繰りが悪化して無念の撤退となってしまいました。

常に資金繰りに苦しめられましたが、2年と少しで4ポイント獲得するなど苦しい台所事情ではありましたが、結果は残してくれた思います。

スポンサーリンク

ずっと問題になっているコスト問題

F1がいかにお金が掛かるスポーツかは十分過ぎるほど分かっていただけたかと思います。

実はこのお金がかかり過ぎ問題(コスト削減問題)はずっと問題となっています。

各チームの収入であるスポンサー料とパートナー料は直接契約企業の資金力なのでチーム毎に差が出るのは仕方のない事です。

ですが運営側のFIAからの分配金については弱いチームに厚く分配する方が予算的には平均化されるので、資金力=戦力のバランスも多少良くなると思われます。

そうすれば下位のチームもより速いマシンを開発出来たり強いドライバーを雇うことも出来るようになります。

ですが実際には強いチームにより多く分配されていますので差が広がるばかりになっています。

このまま削減が出来なければ、資金力の無いチームが撤退したり、新規参入も行われない事になります。

実際2012年までは参戦チームは今より2チーム多い12チーム24台で行われていました。

コストの削減はF1の全関係者が認識している問題の様ですが、立場によってその温度差がかなりある為、なかなか進まず、大きな効果が出ていないのが現状です。

まとめ

とにかくお金がかかり過ぎる印象をすっかり植え付けてしまいましたが、改革の動きも少しずつではありますが出てきているようです。

将来もっと費用が抑えられ、参加するチームが増えればレースがもっと面白くなるのは確かです。

チームが増えればF1ドライバーの人数も当然増えるので、日本人が参戦できるチャンスも広がります

またドライバーだけでなく新たな純国産チームの参戦もあるかも知れませんね。

今後の改革にも期待しましょう。

F1、F2、F3、全部観られるのはDAZNだけ!
1ヶ月お試しで0円!

ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
一週間で2億ずつ無くなる……ひぇ……
スポンサーリンク

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます