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【サッカー】ヨーロッパの変わった移籍事情!?最近まで2チームに所属できた!プレミアリーグに移籍する3つの条件とは?

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近年、何億円もの金額で移籍をするサッカー選手が増えてきています

 

また、移籍の種類も増えてきており、移籍市場が複雑化してきています。

 

今回は、そんなサッカー界のちょっと変わった移籍の話をしていこうと思います。

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1人の選手が移籍市場を変えた!?

現在のサッカー界では、基本的に選手の意思を尊重して移籍が行われています

所属クラブがない選手や、クラブとの契約が満了した選手が移籍する場合には、移籍金というものは発生しないシステムになっています。

 

しかし、1995年までは所属する選手に対してのクラブの所有権が重視されていました

たとえ契約満了を迎えた選手が移籍する場合であっても所属先のクラブが認めなければ移籍は行われないという状況でした。

このような移籍の状況を変えたのが、1990年にベルギーリーグに所属していたボスマン選手です。

 

当選手は所属先のクラブとの契約が満了し、別のリーグへの移籍を希望していましたが、所属先のクラブが当選手を手放したくないという理由で、その移籍を妨害するという事態になってしまいました。

この状況に当選手は、クラブが自身の所有権を手放すようにベルギーの裁判所に訴えを起こしました

 

この裁判に勝訴したボスマン選手は、さらにUEFAに対して、クラブとの契約が満了になった選手の移籍の自由などを求める訴えを欧州司法裁判所に起こしました。

この裁判にも勝利したため、これ以降ヨーロッパのクラブチームは、自国以外のEU加盟国の選手を外国人枠として扱う必要がなくなり、EU圏内での移籍が活発になりました。

いまでは、EU圏内での移籍は当たり前のように行われていますが、そのきっかけはボスマン選手の自由に移籍をしたいという強い思いだったのです。

2チームに所属できる!?

基本的に、1人のサッカー選手は1チームに所属するというのが一般常識ではないでしょうか。

 

しかしイタリアや南米では、1人の選手が2つのチームに所属するということが実際にありました

 

このことを共同保有と呼ぶのですが、基本的にはビッグクラブと中小クラブの間で結ばれることが多いです。

 

2つのチームが資金を出し合うので、出場機会の確保や獲得のリスクが分散されるなどの利点は多いです。

しかし、当選手が両チーム以外のクラブへ移籍を望んでいる場合は、両クラブの許可が必要となるため、交渉が進まないことも少なくありません。

このような背景からイタリアでは、2014年5月にこの制度の廃止が決定しました。

未成年は、引っ越しをしたらチームを退団しなければならない

近年、ヨーロッパでは悪徳ブローカーに近い人たちによる、未成年選手の違法な形の移籍が目立っていました。

この状況を変えるべく、未成年の保護を目的とする規定をFIFAが設けました。

 

その規定の中に、基本的に18歳未満の国際移籍を禁止するというものがありますが、例外として国際移籍が認められるユニークなケースが存在します。

それは、自宅が国境から50km以内にありかつ隣国のクラブも国境から50km以内にあり、両国のサッカー連盟が許可を出したというケースです。

 

非常に複雑でユニークな規定です。

 

つまり、親の都合で隣国以外の国に引越しをしたり、隣国であっても国境から50km以内でなかったらそのチームを退団しなければならないのです。

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イギリスのリーグに移籍するのが難しい3つの理由

イギリスのサッカーリーグ『プレミアリーグ』といえば、世界トップレベルの試合が行われ世界中から人気が高いですが、EU圏外の選手は単に移籍希望を出すだけではこのリーグに移籍することはできません。

このリーグでプレーするためには3つの基準があります。

・FIFAランクが50位以内の国の選手であること。

・FIFAランキング30位以内の選手は、過去2年間自国の代表としての公式戦出場率が30%以上であること

・FIFAランキングや代表出場歴に関係なく、移籍金が1000~1500ポンド以上(約19億5000万~29億円)の市場価値がある選手であること。

この基準を満たしていないとリーグに移籍すらもできないのです。

まとめ

今回は、少し変わった移籍の話をしてきました。

ユニークな話や初めて聞くこともあったのではないでしょうか。

今後の移籍市場も大きく変わる可能性があるので、チェックしてみると面白いかもしれません。

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